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​香 ~もてなす、遊ぶ~

2025年3月1日(土) ~ 4月13日(日)

 奈良時代頃、香木が仏教と香木が伝来しました。その頃は主に、神仏に供えられる為のものだったようです。
平安時代になると、薫りを部屋や着物にたき込めるようになり、香木だけでなく数種の材料を練り合わせる“練香”が発達します。
武士が香を好むようになる鎌倉時代を経て、室町時代には香の優劣を競ったり、数種の香をたいてその銘を当てるような遊戯も大流行しました。
このような流れののち、三条西実隆(1455-1537)を始祖として、香道具や所作、式法を定めた「香道」が成立します。 江戸時代には「香道」はますます洗練されるとともに、武士から町民にまで香の文化が広まりました。
 このような遊び、芸としての香だけではなく、もてなしとしての香も、暮らしの中で大切にされていました。
 
 この企画展では、手錢家に伝来した部屋飾りとしての香炉、茶の湯で用いられた香合、伝書など、暮らしを彩った香に関する道具約60点を展示します。

展示作品

写真一覧をご覧ください

菊籬蒔絵香箪笥
朱地雲龍蒔絵宝珠形香合(五代小島漆壷斎)
青磁獅子香炉(清)/朱地山水図大平卓/鷲鷹図(曽我直庵)
獅子文螺鈿重香合
茄子香合(平沢九朗)
堆朱龍船文木瓜形香盆
堆朱牡丹文香合
桃香合(志野焼)
染付吼獅子香炉(清)
青磁向獅子香炉(明末頃)
染付結文形香合(清)
古銅向獅子香炉/螺鈿山水楼閣図中央卓/牧童竹雀図(狩野探幽)
堆黒倶利香盆
鮎蒔絵香盆(古満巨柳)
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©2023 公益財団法人手錢記念館

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