top of page

The  楽山 ~350年の歴史を一望する~

2026年10月7日(水) ~ 12月14日(月)

 江戸時代、松江藩御用窯・御庭焼であった楽山焼(楽山窯)は、初代倉崎権兵衛が萩から来雲した延宝5年(1677)から数えて今年でちょうど350年を迎えます。

 松江藩二代藩主から陶工の派遣を懇望された萩藩主の命で松江へ来ることになった倉崎権兵衛は、二年後窯を開きますが、土、釉、窯と何もないところから始まった作陶は、大変な苦労が続いたであろうと想像できます。そして、地元の材料を用い、窯の改良を重ねて権兵衛がたどり着いたのが、伊羅保や三島といった高麗写しの作品でした。

 諸々の事情によりいったん途絶え、不昧公の命により長岡住右衛門貞政が再興し、御庭焼として、また不昧公の求める茶陶のための作品作りが始まったのちもこの方向性は受け継がれました。

 その後、明治維新による廃藩、後継者の早逝などいくつもの危機が続く中、茶陶を主軸に置いた作陶を続け、現在に至っています。

 今回の企画展は楽山窯長岡家のご協力もいただき、初代・倉崎権兵衛から当代・長岡住右衛門空郷氏、そして次代を担う長岡空和氏まで、楽山窯歴代の作品57点を展示いたします。

 開窯当初から変わらず受け継がれてきた思い、時代に応じて変化する表現、未来への挑戦。

 350年続いてきたからこそ在る『不易と流行』の姿を作品の数々から感じていただければ、またお楽しみいただければ幸いです。

​【展示作品】

伊羅保茶埦 銘『むら雲』(倉崎権兵衛)/伊羅保片身替茶碗(古楽山)/高麗写し茶碗(加田半六)/黄伊羅保茶碗(古楽山)/耳付ささら手水指(古楽山)/一羽鶴文茶埦(長岡住右衛門貞政)/色絵秋草文茶埦( 長岡空斎)/蜆焼平茶碗(長岡空入)/七種茶入(長岡空味)/色絵俵茶埦( 長岡空味)/旅枕花入写し(長岡空味・空権・空郷)/色絵秋草文茶埦( 長岡空処 )/竹に雀八角水指(長岡空権)/出雲焼茶埦 銘『苫屋』(長岡空権)/耳付花入(長岡空郷)/黄伊羅保茶埦(長岡空郷)/象嵌水指(長岡空和)/色絵三島俵茶埦(長岡空和)/御本三島茶碗(釜山)/ 古萩茶碗  / など57点

2026楽山case1_edited.jpg

展示作品

写真一覧をご覧ください

彫三島茶碗(初代・倉崎権兵衛)
御本写し茶碗(二代・加田半六)
櫛目文矢筈口水指(古楽山)
茶碗(五代・長岡住右衛門貞政)
撫肩小茶入(五代・長岡住右衛門貞政)
色絵唐子文茶碗(六代・長岡空斎)
御本茶碗(七代・長岡空入)
三島俵茶碗(九代・長岡空味)
  • Google Places
  • Instagram

©2023 公益財団法人手錢記念館

bottom of page