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長岡空味と小島漆壷斎ー明治・大正・昭和の楽山焼と漆芸ー
2021年10月6日(水)–12月20日(月)
不昧公ゆかりの出雲の工芸である、楽山焼の九代長岡空味(1874-1960)と五代小島漆壷斎(1884-1950)の作品、約60点を展示します。
明治維新によって幕府や藩の庇護を失った、江戸時代の芸術や文化は、急激な社会情勢の変化や逆境の中で、存続を図るために試行錯誤を重ね、苦難に立ち向かっていきます。
楽山焼の長岡家と漆芸の小島家も同様でした。
新しい流行や技術を積極的に取り入れ変化していくもの、伝統を守る事を選び存続出来ずに消えていくもの、様々ある中で、空味と漆壷斎は、いずれも不昧公が好んだ作風、伝統と志を守りつつ、新たな世界にも挑むという険しい道を選び、素晴らしい作品を多く残し、今も名工と呼ばれています。
手錢記念館初代館長・十代手錢白三郎(1903~2007)は二人と親交があり、それゆえに当館に納まった作品も多くあります。
作品に関するちょっとした逸話も知っていただきながら、長岡家と小島家が伝統を守ってきたからこそ生まれた作品、二人の挑戦から生まれた素晴らしい作品の数々を、ごゆっくりとお楽しみいただければ幸いです。
展示作品
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